イタリアの旅(完)

 

最終日ローマにて     

7:30モーニングコール 8:05朝食 9:00 荷物出しをして、ロビーで待ち合わせ、添乗員さんがバゲージまでその荷物を運ぶのに場所がよく分からないので、ついて行ってくれた。かなり遠くにそれはあった。

 

それから、昨日打ち合わせたどおりまずスペイン広場にタクシーで向かう。ここで記念写真を撮る。全員の分も撮った。階段をあがると絵を売っている人がいた。教会の中に入ると、大きくはないが、区分けされた場所にマリア像が描かれたものや、キリストの絵など絵画がまあまああった。また、いすの後ろには長い棒のような台が低い位置にありこれ何かなと思っていると、後から来たアジア人(パキスタンやイラン人のような顔をした)がそこへひざまづいてお祈りをした。なるほどいすに座らなくともここにいることができるので、人数が多くても大丈夫な事がわかった。

 

そこを出てから、通りをまっすぐ進んで行くとここは有名なブランドがたくさん密集している通りである事が分かった。私にはあまり関係ないが、ある店でみんなが立ち止まり入っていった。ここは、ガラスの工芸がきれいに飾っているところで、三階くらいまでいろいろなものが飾ってある。みんな、ちょっとずつ気に入ったものを買っていた。さらに進んで行くと、道が二股になっており、左側を選ぶとここはブランドどうりでなく、急に華やかさがなくなった。地図を見ながら、行ったがどうも間違えているらしい。帰ってきてから地図を買って見ると、川があんなに蛇行しているとは思わなかった。間違えたわけだ。今度は左に曲がり右にと歩いていった。途中いろいろと店によりなかなか真実の口にたどり着けない。

 

そのうち、時間だけがだんだんと過ぎて行く。疲れてきたので、裏通りのバールに立ち寄り、コーヒーを飲んだ。みんなでお互いに写真を撮り合い少し元気になってきた。  

 

バールの店員さんに真実の口の場所を聞いたところ、5つめ角を左に曲がり・・・と聞いたが全部は覚えきれない。ところが、一つ目の角まで行かないうちと思うが、また店により、ショッピング。うう・・・真実の口はどうなるのか心配。でも楽しいのだよね。こういうショッピング。

 

ツアーでは、なかなかこういう楽しみ方は出来ないので、オプションの時は、こういう時もありかなと思う。ただ私たちみたいな初めての人は、けっこうたいへんかも知れません。あちこちに寄りみちし、大きなところにやっとでてきた。

 

多分、サンタマリア・アラチェリ教会やヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂のところだと思うが、ここを右折してしまった。船頭多くて、船があちこちに進んで行ってる感じだ。実はこの場所の裏側をまっすぐ進めば着けたのだが、分からないと言うことはすごいことだ。いろいろな人に聞き、わからないイタリア語、英語を織り交ぜて、ちょっぴり理解しながら徐々に進んで行く。だだこのまま街を歩くとわからないということで、マルチッェロ劇場跡を過ぎ川に出て川沿いを進み、やっとの思いで、到着した。

 

小さな教会だが、けっこう人がどんどん来ているようだ。みんな、ここで口に手を入れ記念撮影。ふう疲れた。さて食事ということで周りを見ても店など見当たらない。若い夫婦の提案で、川の向こうに渡ったら何かあるのではと、そちらの方に向かって行った。信号を渡ると広場に大きな松ボックリがあって、何人かの人が拾い集めていた。ここで、うんがついたのだっけな???  

 

川を渡るとやはりここも店らしきものが無いが、フリーマーケットがこの近くにあるとのことで、歩き出した。きっとみんなおなかもすき、足もだるいのではないかと思うが、不満も言わずに黙々と歩いている。何やら、向うの方から人が大きな荷物を抱えながらみんな歩いてくる。どうももうすぐのようだ。交差点のところにタクシー乗場があり、その向こうに入り口があった。にぎやかな雰囲気だ。いろいろな人種の人たちがそこにはいるようだが、日本人は私たちだけだったような感じだ。

 

入り口からすぐのところにファーストフードの店があり、ここでパンに野菜をはさみここにナイフで削いだお肉をはさんだものを食べた。これはきたない店にしては、味は私好みでよかった。かぶりつきながら真っ直ぐな通りを両端に並んだ店をみながら進んで行く。

 

まったくと言っていいほど声をかけられなかった。売っているものは、日本でもおなじみのもので、さほど買いたいというものは無いようであった。ちょっと気になったのは、皮のジャンバーを誰かが試着して買っていたが、私のような見る目の無いものが買えるものではないだろうなと思ってみていた。しかし、長い通りだ。約2キロ続いているとのことである。疲れて途中で、その道をはずれて、平行した道を歩き出した。少しして、大きな道にでた。

 

フリマの通りに店のひとの車が通ったのだが、排気管からでる煙は真っ白で、不完全燃焼をしているその臭いたるやめちゃくちゃで、ひどいものであった。ここにはバス乗場があったが切符の売っている場所がよくわからず、タクシーの乗場もよくわからなかった。

 

多分誰かか聞いてたら、すぐそこに階段があり、ホテルのようなもののところから、タクシーが出ているといわれた。登って行ったところが実は駅だったのである。(トラステヴェレ駅)あとからよくみるとわかるのですが、その時はまったく分かりませんでした。ここで、困ったことに、トイレが無いのです。イタリア人は膀胱が大きいと聞いていたが、本当にトイレってないのですね。ここにタクシーがあったのですが、タクシー乗場とかいていなかったので、向こうに見えたタクシー乗場までいっても、なかなか乗れない。そうすると駅のところに行けと言われてよく見ると、タクシー乗場と書いてあった。逆からだとよく分からなかったのである。灯台もと暗しってこういうことなんだよね。ただみんな、トイレが無いやら、ホテルの出発時間にだんだん近づいてくるし、もう疲れているやパニック寸前でどうなるのかという状態でした。もうタクシーに乗った時は地獄に仏でした。

 

いよいよ、帰りのローマ

 

  もうまったくメモが無いで書いているので、多分誤りがあるかもしれないが、それは誰か訂正お願いします。ホテルに戻った私たちはしばらくの間ソファーで休憩。みんな少しずつ戻ってくる。やっと全員集合。荷物をバスに載せてもらうが、前のより小さかったため入れるのに苦労していた。飛行場について、荷物を取り出してみると、自分の荷物の布のケースから黒い液が染み出ていた。徐々に多く漏れてくる。一瞬体が硬直してしまった。

 

実はチョコレートやパスタなどの土産の中に一本のバルサミコ酢が入っていて、これが割れてしまったのだ。本当にショックだったが、どうすれば良いか分からず呆然としてしまったのだ。家内はさすが主婦だ。別の袋を持っていたのだ。

 

これを出すと、なんと、自分たちのツアーグループの人々が次から次とティッシュや濡れティシュを提供してくれて、どんなに助かったか分からない。本当にありがたい。すぐに一つ一つを紙で拭き、濡れティッシュで丁寧に拭き取る作業をし、新しい袋に入れていった。周りからは異様な目で見ている気がしたがそんなことかまってていられない状況でした。最後の最後までいろいろ有りますね。

 

少し早い時間にいけてよかったなあ。時間が遅かったらどうなっていたのだろう。お酢は大変くさいので、機内持ちこみできなかっただろうな。本当にみんなにも感謝。ローマのホテルで別の席でいっしょに歌を聴いたちょっぴり謎の夫婦もたくさん寄付してくれた。黒い眼鏡をはずすと何ともやさしい目をしていた。本当に感謝感謝。人のやさしさを最後まで感じることができた。

 

飛行機に乗ると、来た時とはまったく違う雰囲気で乗ることができた。アッこの席は若いカップル。この席には東京の人。石岡の人。町田の人。いろいろな知っている人たちがそこに座っている。何か同窓会かなんかの雰囲気なのだろうか、いい雰囲気で離陸を待っていた。あっという間に空に舞い上がり、飲み物をいただいた後、知らぬ間に寝てしまった。気がつくと、食事が出てきた。実はもっと前に出ていたのに、疲れて寝ていたので後から持ってきてくれたのだ。

 

イタリアに行っていろいろと感じたこと、見てきたこと、これをぜひまとめておきたいなあと思い構想を練っていた。絶対書くぞ。帰りは、行きより1時間半くらい早く成田に到着したのだった。帰ってくると、タバコを吸うところにいっぱいの人が集まっている。うまそうに吸っている。たいへんだったのだろうな。これだけの時間禁止されているのは。みんなにお別れの挨拶をして別れたのだった。この旅に感謝。でも、行ってきたらまたどんどん行きたくなってしまった。この感覚はなんなんだろう。今まで、海外旅行などに行こうと思ったことはほとんど無かったのに、不思議です。家内に感謝。  

囲碁

 

 

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