イタリアの旅(5)

 

 ピサへ     

食事をしてから、高速道路にのりピサへ向かう。

途中、後少しの所で観光バスをいったん降り、待っていた2つが連なっている市内バスに乗りピサへ約5分、何で乗りかえるのかな意味がよく分からなかったが、後から考えると、多分そこは普通の道路で、広い駐車場が無い為、観光バスがいっぺんに来ると渋滞になってしまうからかなと思います。これについてはいつも丁寧に説明してくれる添乗員さんからは、何も説明を受けなかった。そこからほんの少し歩き、城壁の門のような所をくぐるとそこにピサの斜塔が他の建物といっしょに目に飛び込んできた。これがピサの斜塔かと感慨深かった。

 

ところでこの門をくぐるところには、日本でもお馴染みの露店のようなお店が並び、たくさんの黒人がたむろしているようで、何となく不気味である。

 

感激して、写真をだいぶ撮った。建物が三つ並び、奥の一つだけが傾いているのである。不思議な感じである。グループの中で勇気ある若い二人のカップルと私たちとそう変わらない年の女性の方の合わせて三名がお金を払い予約して登っていった。後からの感想だと周囲が一望できて良かったそうである。私たちは、その手前にある、真中の大聖堂の中に入った。ここは無料で見学できる。ここも、そんなには大きくないけれど、りっぱな建物でした。私たち夫婦はさらに手前のドーム型の建物に入場(5ユーロ)家内がその中で声を出すと、そこの警備員サンのような人がシィーといって怒った。脇の階段を上がっていくと途中に下を覗ける場所があり、下のほうで先ほどの警備員サンが、「おー」と口に手をあて天井に向かって声を出すと摩訶不思議、この建物に共鳴しさらにハーモニーを奏で始めたのである。多分その人が音程をかえ前の音が響いている間に次の音を出したのだろうと思う。さらに上に上がっていくと天井部分のところに到着し外を見たりして一周して階段を下っていった。家内は高所恐怖症なので下るとき私が前になって降りていった。下のベンチで休憩していると、先ほどのおじさんがもう一度例の「おー」をやってくれた。本当に気持ちが安らぐようでよかった。ここで賛美歌でも歌いたいなと思ったけれども、また怒られそうでやめた。

 

外に出てから、店がたくさん並んでいるところを歩くと、興味のあったマーブル紙が売っているところがあり、よく見たのだが少し高すぎるので買うのを断念した。やはり観光名所では高いのかな。それから喉が乾いたのでそういうお店に入り、コーラを飲んだ。実はトイレは有料なので、こういう店に入れば、ただで使用できるのである。ここのトイレではみんな騒がないので入ってみたら、これまた日本の和式トイレのまったくフラットになった形のトイレであった。この方がずっと使いやすいなあと思う。

 

待ち合わせ時間まで、余った時間を門の所でツアーのみんなで話をしながらわいわいやっていた。それから、また逆コースでフィレンツェの近くのポンタシェーベに戻っていった。もう真っ暗になって、夜のかな7時少し前に到着した。今日の食事は、駅の近くのスパゲッティ―屋さんでした。添乗員さんが不思議なことに、7時前なのでどうしようかなと言っている。何でかなと思っていたら、イタリアでは、7時くらいからお店が始まるので開いてないかも知れないという。でももう7時になるのにと思ったが、そこまでいって吃驚。7時なのに鍵が閉まっている。ドアを叩いても返事無し。そこで添乗員さんが右脇のベルのようなものを押すとやっと開けてくれた。実は添乗員さんが前に来たとき、何度たたいても駄目だった時、そこを通ったイタリア人にここを押すのよと言われたので今度は大丈夫だったようである。でも日本とはだいぶ違うなあ。

 

なかなか素敵なお店たった。きのこのスパゲッティ―とあと何を食べたか忘れてしまった。ワインを飲みながら楽しく会話してよかったのだが、はて・・・何を食べたか忘れてしまった。誰か教えてください。(後から他の人に教えてもらったが、イタリア風肉じゃがだった。日本と同じだなあ。)ここから歩いてホテルまで帰った。ほろ酔い気分で結構気持ちがいい。

途中ガイドさんが道を間違えたが、何とか無事に着いた。だけどホテルの近くのスーパーがもう閉店してしまい、買おうと思っていたものが買えなった。とても残念だった。買える時に買う事がコツだなあ。  

 

 

 

続く

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