イタリアの旅(3)

 

 皆さんの中にイタリアへ旅行に行く人で、ほとんど知らない私が出来るアドバイスとしては、もしこのイタリアにゆっくりいることができるなら、バスや徒歩で街を探索することをお勧めします。私たちは駆け足で見てきましたが、今度行くときはゆっくりと見たいねと話していたところです。イタリアは決してチャラチャラしているところではありません。クリスチャンでもない私たちがどう見ていけばよいか、考えれば考えるほどわからなくなります。ただすばらしいところであることは間違いありません。私は音楽が好きなので、コンサートに行きたいと思います。またサッカーもみたいなあ。それと小さなお店などをたくさんまわってどんなものが売っているのか、見てみたい。またミラノ限定でいえばドゥオーモ(大聖堂)にも、もう一度行きたいし、スフォルツェスコ城も行ってみたい。それとレオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館行けなかったのでここは外せない。

 

ベネツィア (ベニス) にて     

12/10(水)6:30起床,7:30出発

明け方、外を見ると雪が降っていた。今日は天気が悪いのかなあと少し残念と思った。朝には雨に変わった。バスに乗ってベネツィアの街に向かった。天気はよくなかったが、次第に曇り空に変わってきた。

 

島に渡るのに、直線になっている約4kmほどの橋を渡りバスが行けるところまで行って、そこから船に乗り反対側のベネツィアの都市に向かう。自分たちを運ぶ船はちょうど4〜50人くらいが乗れるもので、左右に人が向かい合うようになっていた。ここではこの船がちょうどタクシーの代りらしい。船に乗っていると右手のほうに建物が見えてきたが、ここはだいぶ新しい建物で何か雰囲気が少し違って見えた。案内人によるとこれから行く島とは、まったく違う島で多分ジュデッカ島だと思う(名前を聞き逃してしまいました。)ここは近代的で新しい文化があるようにみえた。少しして左の方には大きな建物が見えてきた。(サンマルコ寺院かな)船着場についてまず最初にサンマルコ寺院、ドッカーレ宮殿を案内された。ドッカーレ宮殿のなかは世界で一番大きな壁画がありこれはたいへん立派なものだった。その他にもすばらしい壁画がいくつもある。そしていくつもの部屋があって、裁判所や牢屋などがあり、後からガイドをみるとここは司法の場所や総督の邸宅兼市庁舎として9世紀に建設されたもののようだか、それを現在あるような優美な姿に14〜15世紀にかけて改築されたそうである。案内の人に丁寧に説明を受けたがいっぺんに覚えられるものではない。またこのことをいくら説明したくとも私にうまく説明できるはずがないかなと思う。詳しい内容は、市販のガイドブックを見てください。

 

 

 

サンマルコ寺院については、今までみた寺院に比べてあまり派手さはない作りになっている。

ここではイスラム教の作り方を真似ているようである。その後ベネツィアグラスの工場を見学した。ガラスの加工の実演をしてくれたが、ガラス玉から馬が出来たのは感動。その後、金が融解して合わさったグラス(ベネツィアグラス)の実演で簡単に割れないことを強調していた。秋葉原の物売りのように上手に紹介するなと感心した。ただ私にはあまり興味がないので、早く出たかったが、迷路のような奥で一回りするとまた戻って来てしまった。かなり考えた作りになっているのには、これが商売なのかなと思ってしまった。ここをでてから1時間15分程度フリータイムがあったので、二人でその辺の店をみて歩いた。知人の女の子が好きなので仮面や人形が気になって、つい見てしまう。

 

それから、サンマルコ広場にある高い建物のエレベータを昇った(1人6ユーロ)屋上から見る360度の展望は何とも言えないすばらしさがある。街が一望できる。それにしても、イタリアでは街全体が色彩とともに統一されていて、気持ちがよい。しかしこの時期あまりに風が冷たく長くいることができないので、写真を撮って下に降りた。

この後、ゴンドラに乗った。6人乗りで約40分の水路見学でした。今日はあまり天気がよくないので寒いが、徐々に晴れてきた。前の日まで嵐のようだったらしい。水路を進んでいくと建物のところに必ず入口のようなものがあるが下の方が水没していたりアオカビがついて全然使っている様子もない所とか、船着場になっていてここからも乗れるのかと思う所などいろいろあった。また水路に面して建物の裏側に道のようなものがあって、ここに人が歩いてこれる所があり少し高いところにあるので、ここからアパートの住人が出入りしているようなところもある。それにしても建物の下の方がこんなに水没していて土台が大丈夫なのかなと疑問に思うし、いつか崩れてしまうことはないかと心配もした。それと遠くから眺めた外観と近くでみた様子はだいぶ違っていて、きれいな街並みと思っていたのだが、ここから観るとかなり古いたてものであまりきれいでない。そう言えばサンマルコ寺院のところも土台のところが海面が上がると水没するところがあるといっていたかな。

また今日は大丈夫だったが、昨日はかなり雨が降って、自分たちが歩いていたところが歩けなくて、少し高くなっている部分を歩く必要が有ったそうだ。見てみたい気がしたがきっと不気味な気がして怖いと思う。また添乗員さんの話だと、地球温暖化が騒がれている昨今、海面の上昇がやがてここが水没する危機をまねくので世界の人々がここを守ろうといろいろな方策を考えているようである。私たちももっと関心をもたなくてはと思った。

などと思いながらようやく建物の間を過ぎて船着場についた。おじいさんがいて手をかしてもらった。帽子がそこに置いてありこれにお金を入れるようである。たしか1ユーロを入れたと思う。ようやく昼食である。少し歩いて、お店にやってきた。ワインが他の場所に比べてやや高い気がした。イカ墨パスタが出たが、なんと口の大きな人ならば3〜5口くらいで食べれてしまう量に思えた。若いひとは多分不満だったと思う。後から分かったことだが、別のグループの人たちはその3倍はあるようだった。(デジカメでとってあった。)きっとそちらで出し過ぎて足りなくなってしまったのかなと思う。ただ野菜がでた後のイカリングが温かくてとてもおいしかった。

次にテラミスが出たがこれまたこれ以上うすく切れないだろうと思うほどうすく切ってあり、みんながなんだ何だと口々に不満を言っていたが味はたいへんよかった。それとトイレだが便器のふたが無いようで、みんな大声でどうすればよいか悩んでいたようだと聞いた。どうもこのあと行くところ、どこでもおなじようであった。(ホテルは除いて)

 

水上バスでもとに戻った。ここに有料のトイレがありお金を払って(0.5ユーロ)入った。イタリアのトイレは小便用の容器が高く166cmの私など困って、大のほうでやった。他の人たち、困っていないのかなと疑問に思う。後に日本で会った機会にその話が話題に上ったので、私の疑問を聞いたところ、やはり背の高い男の人などもかなり大変であった事を知った。

 

だんだんと35人のメンバーの顔も覚えてきた。話も少しずつできるようになった。バスに乗りフィレンツェの方へ向かう。  

 

続く

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